ワイモバイル、「Android One 507SH」を入手 ― ごく普通のAOSPスマホだが、存在は珍しい | アーカイブ
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ソフトバンクグループ傘下のワイモバイルから7月下旬以降販売されている、SHARP製スマートフォン「Android One 507SH」を入手したので雑感のレビューを記載したい。
Android Oneとは?
Android Oneの初リリースは、バングラディシュやインドなどで超廉価スマートフォンにNexusスマートフォンのようなAOSPなOSを提供した物となっており、初回リリースの時点では、主に東南アジアや中東などの新興国市場での流通を目的とした低価格帯スマートフォンと言う内容でブランド展開されていた印象を受ける。
また、”Android One”を冠したスマートフォンは発売から2年間最新のAndroidバージョンへのアップデートが保証されており、低価格にNexusのような素のAndroidのユーザビリティを体感する事が可能となっている。
今回の「507SH」もAndroid Oneを冠しているのだが、いかんせん新興国とは位置づけられていない日本で”Android One”が販売されたのは正直驚きである。
Android One 507SH
Android One 507SHは”常に最新のGoogle体験を”と言ったキャッチコピーで販売されている事もあり、なかなかOSの更新を含むメジャーアップデートを積極的に提供しないSHARPが初めて最新のOSを提供すると銘打って販売するスマートフォンとなった。
ただ、上記の新興国向けの”Android One”の運営方針とは変更が有り、OS更新サポートは端末の販売が開始された時点から”最低18か月”を予定と記載が有る。
また、507SHはキャップレス防水防塵に対応し、テレビ機能(ワンセグ)にも対応した内容で上記の要件を満たすとの事で、中々珍しい取り組みを行ったスマートフォンだ。
Android One 507SHの性能
バッテリー容量は3,010mAhで、SHARP特有のHD解像度のIGZO液晶を搭載、またSoCにはSnapdragon 617を搭載した上でより安定したパフォーマンス実現したとのこと。
また、Y!mobile上でVoLTEにも対応しており、より最先端な機能を利用することが出来る為、十分なスペックとなっている。
Android One 507SHのデザイン
Android One 507SHにはauから販売が行われているAQUOS U SHV35と名付けられた姉妹機が存在する。
その姉妹機とスペックや見た目はとてもそっくりなのだが、よくよく見るとフレームデザインやラウンドフォルム等、細かな変更が多々ある。
カラーリングは「スモーキーブル」「ホワイト」「ブラック」の3色をラインナップしており、より選択肢の幅が広がる。
Android One 507SHのパッケージと実機写真
Android One 507SHのパッケージと実機写真は次の通りとなる。
Android One 507SHのスクリーンショット
Android One 507SHのスクリーンショットとその説明は次の通りとなる。
まとめ
スマートフォンの中ではとても珍しいメーカーがGoogleとタイアップして製品を提供したものとなった。
動作等は全く問題なく、Nexus 5Xとこの製品のどちらを選択するかは各ユーザーの判断次第だが、微妙な立ち位置のスマートフォンであることは否めない。
ただ、Y!mobileからこのようなNexusライクの製品がワザワザ出たという事はNexusスマートフォンの提供はどのようになるのか若干心配な面もあるが、動向を見守っていきたい所である。
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