
レノボ ThinkPad X1 Yoga 2nd (2017)を購入してから半年間利用しての総評 | アーカイブ
※当記事は過去ブログのアーカイブとなります。
ThinkPad X1 Yoga 2nd(2017)ですが、2018年11月到着から半年メインPCとして活躍してくれていた一台でした。そんなこんなでこの記事を書いている途中にX1 Yoga 2nd(2017)からX1 Carbon 6th(2018)にチェンジしてしまったのですが、ネタ程度に記載したいと思います。
ThinkPad X1 Yoga 2nd(2017)
”ThinkPad X1 Yoga”は、姉妹機となる”ThinkPad X1 Carbon”にタブレットとラップトップの2 in 1構造を追加したThinkPadで、レノボが販売しているYOGAシリーズの姉妹機でもあります。
ThinkPad X1 Yogaシリーズは2019年現在第4世代目まで発表されており、今回の2017年モデルは第2世代目となります。
マシンタイプは20JD、20JE、20JFで冠する製品に該当します。
デジタイザにはワコムの2048段階の筆圧検知に対応したものが付属しており、本体に収納が出来ます。Surfaceなどは収納が出来ないペンが付属しているので無くしやすいですが、軽くペンを利用したい程度ならこのX1 Yogaのように本体収納式の方が嬉しいですね。
― Lenovo Japanプレスリリースより引用

更に美しく進化した大画面14インチ マルチモードPC「ThinkPad X1 Yoga」
「ThinkPad X1 Yoga」は、14インチの大画面で、用途に合わせてタブレットとしてもノートブックとしても利用が可能です。充電式ペンは本体に格納できるため、電池切れや紛失の心配もありません。キートップやトラックポイントの外れ防止のため、タブレットとして利用する際にはフレームとキーボード面をフラットポジションにするなど、デザインの美しさと合理性を両立しています。また、従来の指紋認証に加えIRカメラも選択可能、Windows Hello対応で、セキュリティーも強化しています。
【主な仕様】
OS | Windows® 10 / Windows® 10 Pro |
CPU | インテル® Core™ i5 / i7 プロセッサー |
メモリー | 8GB / 16GB DDR3 (オンボード) |
ストレージ | 最大1TB SSD(NVMe選択可能) |
ディスプレイ | 14.0インチ FHD(1920×1080)IPS / WQHD(2560×1440)IPS / WQHD(2560×1440)OLED |
インターフェース | USB Type-C (Thunderbolt 3)、USB 3.0(Type-A)×3、ミニネットワークポート、HDMI |
バッテリー駆動時間 | 最大約15時間※1 |
本体寸法 | 333 x 229 x 17.4 mm |
本体質量 | 約1.36kg~ |
色 | ブラック、シルバー※2 |
キーボードの格納機能
ThinkPad X1 Yogaでは特徴的なキーボードのリフトンロック機能が付いており、画面を閉じた時や裏返した時にキーボードが凹みロックされる機能が付いているため、裏返して持つ時に誤って入力してしまう事や、閉じた時に画面へキーボードの擦り傷が付くことが軽減できます。
キーボード収納の様子 pic.twitter.com/NWk9XwlhMG
— えふのじ (@fnoji) November 12, 2018
私はThinkPad X1 Yogaでこの機能を初めて利用したのですが、最初はビックリしました。レノボが開発した機能との事ですので、ほかのメーカーで採用される事はないかもしれませんね。
ThinkPad X1 Yoga 2ndの接続性




折り返し時に電源ボタンを押してしまう事を避けるためか右端に配置。CPUの廃熱部も背面に設置されており、手に熱風が掛かるシチュエーションが少なくて良かったです。
所持機の構成

私が利用していた”ThinkPad X1 Yoga”は、Core i7-7500U、16GBメモリ、WQHDの液晶を搭載したモデルでした。
OS | Windows® 10 Pro 64bit |
CPU | インテル® Core™ i7-7500U プロセッサー |
メモリー | 16GB DDR3 (オンボード) |
ストレージ | 512GB NVMe OPAL2.0 |
ディスプレイ | LEDバックライト付 14.0型 WQHD IPS液晶 (2560×1440ドット、1,677万色以上、16:9) 、マルチタッチ対応(10点) |
内蔵カメラ | HD 720p対応 |
私のモデルでは本体にSIMスロットは搭載されていますが、WWANを利用するアンテナとカードは搭載されておらず、LTEは利用することができません。
メモリは増設不可能なオンボード式となるので、16GBあれば今後足りない気分になっても安心ですね。ストレージも多いに越したことは無いので嬉しいです。
接続ポートは最近のPCと比べると多いように感じます。SIMトレイ式ではないMicroSDカードスロットも割と有難いですね。
― 本体構成の概要
Lenovo製品は純正状態であればシリアルから本体に利用されているパーツが参照できます。自分のThinkPad X1 Yogaは以下のようなパーツ、サプライヤーが利用されていました。
- LCDパネル(液晶):AUオプトロニクス製、B140QAN01.3
- WLANカード:インテル製 8265NGW
- SSD:サムスン製 MZ-VLB5120(PM981)
- キーボード:ダーフォン製
AUオプトロニクス製造の液晶はHTCのスマートフォンなんかでもよく利用されていましたね(笑)、WQHDディスプレイの場合その他のサプライヤーとしてLGディスプレイ、OLEDはサムスンディスプレイが指定されているようです。
サムスン製のSSDは970Pro/Evoと同等品となるNVMe対応で、メーカー出荷向けとなるもの。シーケンシャルリード/ライトはサムスン公称スペックでは970Pro/Evoより若干低い3000MB/sと1800MB/sと記載がありますが、実測ではほぼ同じ結果が出ているようです。
当機のキーボードサプライヤーは台湾ダーフォン製となっていましたが、台湾チコニー製も用意されているようです。
ThinkPad X1 Yoga 2nd(2017) 製品外観




ThinkPad X1 Yoga 2nd(2017) リアハウジング開封

- 左上にM.2 2230サイズの WLANカードポート(8260NGW)
- 左上の下にM.2 2280サイズのSSDカードポート、SATA,NVMe双方接続可(MZ-VLB5120(PM981))
- 右上にM.2 2242サイズのWWANカードポート(空/例:EM7430)
WWANカードについては2017年モデルではSierra Wireless EM7430が標準搭載ですが、2018年モデル以降はFibocom L850-GLが搭載となっています。誤って買って差し込むとBIOSで拒否されブートしません。SIMスロットは潰されていませんが、アンテナの配線を行わなければならないので後付けに挑戦する方はあまりいないでしょうけど・・・。


バッテリーは36650mAh / 56Whの物が搭載されています。個人的な体感では6時間から8時間ほど利用できるように感じました。
ThinkPad X1 Yoga 2nd (2017)の総評
”ThinkPad X1 Yoga”は、ペンやタッチパネルを活用できる業務や作業を行っている方であれば、折り返す構造も同じく活用ができるかと感じます。ラップトップとしての利用が中心で有ればX1 Carbonと比べた際にX1 Yogaに搭載されている機能はごっそり必要が無いので、X1 YogaではなくX1 Carbonを利用した方がその分鞄を軽くする事ができますね。
良かった点
- リフトンロック機能のキーボードのお陰でPCを閉じた際の画面側の擦れ傷が軽減できる気がする
- ペンを格納出来る事により紛失しにくい
- MicroSDの出し入れがしやすい
- USBポートが3ポート、Type-Cポートが2ポート有るので接続に困らない
不満だった点
- 重い(1.36kg~/X1 Carbon 6thは1.13kg~)
- 飛散防止フィルムが張り付けてあり、傷がつきやすいディスプレイ(画面保護フィルムが必須)
以上、ThinkPad X1 Yoga を利用した感想でした。
Comments