
大型自動二輪免許の一発試験・直接試験に挑んできました ― 受験から合格までの流れ | アーカイブ
※当記事は過去ブログのアーカイブとなります。
こんにちは。以前の内容から長く続報を書いてませんでしたが、結論から申し上げますと無事直接試験で合格しました。
4回ほど一発落ち系をやらかしてしまい、その他は減点超過の7回目でようやくでした。
心が折れたりはしませんでしたが、そこそこ悩みの種ではありましたね。
Youtubeで検索すると、アクションカメラを利用し試験で実車走行時に撮影している方が居たので、私も忘備録と試験後の復習も兼ねて最初から最後までGoProにて撮影しました。
特にカメラについて注意も受けることはなかったので、試験には関係ないようです。
「宮城県運転免許センター」大型自動二輪 直接試験の様子

前回の記事でも記載した通り、今年の3月から宮城県運転免許センターは月曜日と金曜日のみ二輪関係(小・普・大)の試験が実施されます。
また、他県とは違うようで、宮城県は二輪の場合小型・普通・大型全部に於いて2種類しかコースが現在は在りませんでした。
ただ、前回の記事で記載していたように月曜日に1コース、金曜日に2コースが割り当てられると甘い考えで居たのですが、どうやら(私が受けた時は)そうではなく、月曜1コース→金曜2コース→月曜2コース→金曜1コース→・・・のようにローテーションしており、間に天候で中止になった場合は飛ばすことはせずそのままズレてました。
コース図はネットにも上がってますが、免許センターの2輪待合室でも掲示されてます。
バイク免許、一発必勝![大型二輪一発合格の近道]/試験場コース図
普通二輪所持で大型自動二輪受験から合格までのタイムスケジュール | |
---|---|
~ 8:00 | コース内歩いてもよい |
8:00 ~ 9:30 | 実技試験準備・書類提出(コース内歩いてもよい) |
9:30 ~ 10:00 | 待ち時間(コース内歩いてもよい) |
10:00 ~ | 試験開始 (ここで不合格の場合終了) |
13:30 ~ | 実技試験合格発表 |
書類手続き・免許書換 | |
終了 |
当日の実技試験申請までの書類手続き
朝9:30で午前の部の手続きが終了しますが、免許更新者や自動車学校合格の学科試験受験者が多くいる為、なるべく最低朝9:00までには到着していた方が良いと感じます。
まず交通安全協会の窓口にて合計4,500円の車両利用料と試験料を支払うために予め適性試験時に作成した受験票(黄)を持参して印紙を購入します。
購入後に試験の為に利用する白い運転免許コピー用紙を貰えるので、そちらへ各種記載後、運転免許コピー窓口で運転免許のコピーを行って貰います。
次に視力検査を行う窓口へ行き、受験票・免許証・運転免許コピー用紙を提出し、視力検査を行います。
二輪の場合は通常の視力検査でした。
視力検査実施後に、実技試験を行う事を申請する窓口へ行き、受験票・免許証・運転免許コピー用紙を提出します。
そちらの窓口で当日の受験番号が付与され、受験票の下の欄に受験日の日付と受験番号のスタンプが押されます。
大型自動二輪の場合の受験番号は先頭2桁が”35”で末尾2桁が人数で先頭から順番の番号となっていました。
その為、窓口が閉まるギリギリにこの窓口へ用紙を提出すると、その日の試験は順番が最後になる場合が多いです。(逆にトップバッターが良い場合はなるべく早く提出しましょう)
因みに、私が行っていた時は全て、この最後の窓口を担当している警察官の方が自動二輪の試験官になってました。


また、この実技試験窓口の向かい側にその日の割り当てコースが掲示されていますので、コースを狙って行きたい方はまずここでその日のコースを確認しましょう。
これで実技試験の書類準備は完了です。
実技試験の様子
・人数、居る人
二輪の受験人数はあまり多くはありませんが、その日その日でまちまちです。
私が受験していた中での最高人数は、小・普・大 合わせて8人ぐらいが最高でした。
ただ、受験者の比率としては大型二輪が一番多かったです。
若い人からおじさんまで様々でした。
・その日の利用車両


大型自動二輪の試験車両は、ホンダの”VFR750K”とカワサキの”ZEPHYR750”の2種類でした。
他の免許センターや自動車学校の場合、最近だとホンダの”NC750”のような新しい車両が多いかと思いますが、宮城県はオールドバイクと呼ばれる部類のものを今でも実用しています。
また、今年整備も行い試験期間中にタイヤが新品になったり等、まだまだ使っていく感じがありました。
その日の利用車両は当日、試験が始まるまで不明です。
10:00以降、試験管が持ってきた車両を利用する事になるのですが、おおよそ5人以上大型の受験者が居ると、途中で車の方での試験を終えた試験官がもう一つの車両を持ってきて並行で試験を行う事が数回ありました。
VFR750KとZEPHYR750はともにエンジンの構造やホイールベースが違う事により、どっちか重視で慣れてしまうともう片方が乗りにくいようになってしまうようで、試験を受けに来ていた方はZEPHYR750の方が乗りやすいとのの評判でした。
私はクラッチを多用してしまうからか余りどっちがいい悪いとは思わなかったですが、確かにVFRよりかはZEPHYRの方が低速で扱いやすいとは思います。
ただ、ZEPHYRはホイールベースが長いように感じたので、停車位置をしっかり確認しないと停止線を超えてしまう可能性が有りますね。
・試験の流れ

試験の流れは次の通りです。
■実技試験
確認後乗車→完熟走行→コースに沿って試験→戻る→確認後降車
ここまでが試験となります。
試験官はコース内にある塔から採点を行っています。
完熟走行の間は採点はされないので、立ち乗りやエンストのタイミング、スイッチの位置等を試してもいいかと思います。
採点基準等は以下の警視庁から公開されているPDFから解ります。
受ける前に確認すると大よその採点箇所が勉強できますね。
運転免許技能試験に係る採点基準の運用の標準について ― 警視庁
■終了
降車後の内容は宮城県運転免許センターだけかもしれませんが、次のようになっています。
1、ヘルメットを脱いでくださいと言われた場合
→減点超過で不合格です。
脱いだ後、車体のスピーカー越しに本日の悪かったところを試験官が4点ぐらい説明してくれます。
次回以降受験する時に参考になりました。
コース内のパイロンを倒した場合など、コース内を修繕しなければならない時は試験官の人が降りてきてそばで教えてくれる事が多いように感じました。
ただ、これは通常の案内ではないとは思うので、基本的にはスピーカー越しから聞き取りましょう。
2、ヘルメットを脱いで、受験票と免許証を持って塔に上がってきてくださいと言われた場合
→合格です。
一応まだこの時点で確定ではないものの、このように言われた場合99%合格です。
持って行った所、受験票と免許証の整合性確認を目視で行われました。
その後、本日の良かったところ悪かったところを教えてくれ、13:30に正式に合格発表だからそれまで自由時間ですと言われ、あとは待つだけです。
合格確認から免許書き換えまで
合格確認は13:30から行われます。
ただ、若干ずれが有るようで、試験官の方は13:20には来ておいてと言ってました。

合格発表後、2,050円の書き換え費用を支払う為、印紙を購入します。
その後、貰える用紙に記入と共に受験票と免許証を持って窓口へ行くのですが、先ほどの受験の際必要な運転免許コピー用紙に証明写真を貼らなければならないので、証明写真を忘れずに持っていきましょう。(無い場合は800円で館内で撮影出来ます。)
提出後、写真撮影で呼ばれるので、写真撮影を済ませ、新免許が交付されます。

平成29年3月12日から準中型免許が新設され、平成29年3月11日まで普通免許(車)を取得していた人は準中型(5t限定)へ移行します。
それにより凄い細かく限定表記が加わりました(笑)
試験の際に噂されている事について
実際のところよく噂されている「服装が」とか「何回以上受けないと受からせない」等々の事は宮城県運転免許センターでは恐らく無いようには感じました。
ただ、やはり試験官は警察官の上に、公正に試験を行う為に厳しい講習を済ませている方が試験官として勤務しているので、各所よく見られており、落ちた場合はやはり落ちるなりの事をしているように思いますし、この人二輪乗れるんかと言ったレベルのも受けに来てましたし、何が悪いのか解ってない上に「やっぱり厳しいな~」と言っているような人が居る以上噂は絶えないかなとは思いました。
そのような人はしっかり自動車学校で教わった方がいいと思います。
しかし、大型自動二輪免許がまだ運転免許センターでの直接試験以外では取得できなかった時の話と比べる限りでは、だいぶ易しいようには思いました。
試験車両とコースに慣れ、要所要所目視確認や合図、また停車が問題なく、課題もクリアできれば確実に受かると思います。
普通二輪から大型自動二輪への書き換えだけで10万近く取られたくない人は、是非挑戦をお勧めしたい所です。
次回気力が有れば、ビデオを撮っていた試験の内容の記事を上げたいと思います!
合格時の内容はアップロードしました(2コース)ので、参考にどうぞ。
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