
フレキシブル有機ELディスプレイ搭載「ThinkPad X1 Fold」は優秀で高額なサブ機 ― 4ヶ月ほど使ってみて
こんにちは。前回世界初のフレキシブル有機ELディスプレイ搭載の「ThinkPad X1 Fold」を購入した旨の記事を掲載しましたが、現在到着してから4か月ほど経過しています。
フレキシブル有機ELディスプレイ搭載の機械製品の購入はこれで2つ目で、1つ目はサムスン電子のスマートフォンとなる「Galaxy Fold」となっていました。こちらは研究開発用途に購入してから色々触ったもののほぼ実利用はせず放置している状況です。それに反して2つ目の「ThinkPad X1 Fold」はとても活用しています。
そう考えたときに、折り畳み有機ELディスプレイ搭載の機器は、私の利用状況だとスマートフォンよりPCの方が向いているんだなと思った次第でした。
開封の様子
開封の様子は自身のTwitterにて紹介していました。
本体外観
本体の外観は次の通りです。














性能
私がカスタマイズ注文したThinkPad X1 Fold の性能は次の通りです。
ThinkPad X1 Fold Gen 1 | 20RKCTO1WW |
プロセッサ | インテル Core i5-L16G7 プロセッサー (1.40GHz, 4MB) |
OS | Windows 10 Home 64bit – 日本語版 |
RAM | 8GB LPDDR4X 4266MHz (PoP) |
ストレージ | 256GB ソリッドステートドライブ (M.2 2242, PCIe-NVMe) |
ディスプレイ | 13.3型QXGA液晶 (2048×1536) フレキシブルOLED、光沢あり、300nit、マルチタッチパネル(10点) |
カメラ | ハイブリッドIRカメラ(500万画素) |
グラフィック | CPU内蔵(インテル® UHD グラフィックス) |
ワイヤレス | インテル® Wi-Fi 6 AX200 a/b/g/n/ac/ax |
Bluetooth | Bluetooth v5.0 |
WWAN | Qualcomm Snapdragon X55 5G |
付属品 | Lenovo Fold Mini キーボード – 日本語 (ブラック)、Lenovo Mod Pen |
保証 | 3年間 引き取り修理 |
拡張保証 | 3年間 アクシデント・ダメージ・プロテクション |
SSDは小型PCで最近普及が進んでいる”Type 2242”サイズが採用されています。一番普及している”Type 2280”サイズではないので、購入後交換を考えている方は注意が必要ですね。
WWANカードは5G(NR)対応でFoxconn製の”T99W175”が採用されており、これの対応周波数は以下の通りとなっています。
Foxconn | T99W175 |
3G (UMTS) | B1/2/4/5/6/8/9/19 |
B1/2/3/4/5/7/8/12/13/14/17/18/19/ 20/25/26/28/29/30/32/34/38/39/40/ 41/42/46/48/66/71 | |
5G (NR) | n1/2/3/5/7/8/12/20/28/38/41/66/71/ 77/78/79 |
カテゴリー | Category.20 |
FCC ID | 2AQ68T99W175 |
最近のLenovoの5G対応デバイスはこのカードを多用していますね。ソフトバンク側から公開されている対応周波数は以下のようになっていました。
5G(NR)部分が結構違いますが、まさかソフトバンク向けに違うカードが乗っているなんてことはないでしょうし、ただ単に書いていないだけでしょうね。
SoftBank | ThinkPad X1 Fold |
3G (UMTS) | B1/2/4/5/6/8/9/19 |
4G (LTE) | B1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/25/26/28/38/39/40/ 41/42 |
5G (NR) | n77 |
また、KDDIの相互接続試験(IOT)に通過している事が公開されています。加えてソフトバンクから販売が行われており、ドコモのネットワーク網に対応している旨のリリースがレノボジャパンより出ています。レノボジャパンが公開している対応周波数表はこちら。
海外モデルだと同梱されている推奨アクセサリーの「Lenovo USB Type-C トラベルハブ 2(USB Type-C給電ポート搭載)」も購入しました。RJ45ポートやHDMIポートが付いているので、1つあれば出先の接続に困りません。


悪い点
お世辞にも現代では高スペックの方ではありませんが、体感上サブ利用では十分な動きとなっており、Adobe Photoshop CCやLightroom Classic、Office 2019は一通り苦は無く動作しています。
その上で感じている悪い点と、思ったところを紹介します。

・性能が満足ではない
ThinkPad X1 Foldの搭載プロセッサは2020年6月10日に新規発表されたインテル Lakefieldの“Core i5-L16G7”となり、PassMarkのベンチマークスコアのみで比較すると、”Core m3-8100Y”と”Core i3-8130U”と近いスコアになっています。TDP(熱設計電力)は7Wで、超薄型や超小型PCに採用する為に作られたプロセッサのようです。その他の採用例だと、サムスン電子の”Galaxy Book S 13.3”があるようです。こちらは超薄型のPCとなっているようですね。
このプロセッサで個人的に残念に思う所としては、パッケージオンパッケージ(PoP)でメモリをプロセッサと統合している影響から、4GBか8GBの選択肢しか無く、8GBがメモリ不足と感じ出来れば、選択や増設が不可能なので、それ以上を必要としている場合は不満ですね。
ただ、過去のAtomプロセッサーのようなひどさではなく、今現状ではサブ機としてWindows OSの動作に必要十分レベルな性能に思います。
・Thunderbolt に非対応
更に、プロセッサの影響もあるのかコストカットの為なのかは定かではないのですが、昨今では当たり前になりつつある”Thunderbolt 3”接続端子が”ThinkPad X1 Fold”にはありません。もちろんUSB Type-Cハブは問題なく利用できるのですが、Thunderbolt 3ドックを利用していた私からすると残念な点でした。
・付属しているキーボードが初見だと満足なものではない
付属しているキーボードは”Lenovo Fold ミニキーボード”と言う製品名となっています。初期セットアップ時に困らないように”Microsoft Swift Pair”に対応するThinkPad X1 Fold専用に作られたキーボードとなり、とても薄型なものとなっています。
色々と高機能ではあるのですが、慣れるまで少し時間がかかるようには思います。
しっかりと物理的に押せるので”タッチキーボード”や”YOGA BOOK”シリーズよりはマシではあるのですが、私個人の利用だと最初は右手側のキーのタイプミスが多かったです。最近では慣れてきました。

充電はThinkPad X1 Foldに挟めておくと充電してくれる無線充電と、MicroUSBの直接接続の2つが用意されています。Type-Cでないのが残念ですが、よく見るとMicroUSBでないとこの薄さは実現できなかったように見受けられるので仕方ないですね。
・ディスプレイの耐久性が心配
これは買う前から誰もが思う所ではあるのですが、フレキシブル有機ELディスプレイの耐久性が心配になります。折り目部分が1つではない影響で一点に力が入りにくいからかGalaxy Foldよりは折り目のしわが目立ちにくいです。折り目部分の観点では耐久性も良いのではないでしょうか。

付属している”Lenovo Mod Pen”も、フレキシブル有機ELディスプレイで4096段階の筆圧検知に対応しているので、地味に世界唯一の性能を持っているのですが、やわらかいディスプレイにペンで書き込む抵抗感がとてもあり、普段は持ち歩いていません(笑)そもそもがWindowsでペンを利用してないので・・・。
・Bluetooth接続がたまにバグり接続不良になる
Bluetoothのバグが現状結構高頻度で起こっているように思います。これが起こっても再起動で確実に治るので特に困ってはいないのですが、Bluetoothでキーボードを接続しているので少し不便です。修正ドライバが提供されたようなのですが、適用後でも私の環境では改善されていません。
不満を吹き飛ばせる優秀なサブ機

現在私は自宅でデスクトップPCを利用している状況なので、モバイルWindows PCのメイン利用はしていない状況になります。ただ、どう避けても自動車の診断ソフトの利用や外出先でPC操作が必要な内容は必然的に発生してしまうので、ノートPCを含むモバイルPCは必要な状況でした。
過去ではデスクトップPCを利用しない状況だったので、その際は”より軽く・性能がいいノートPC”を求めていました。その要件の場合、PCの選択では軽さと性能は相反する為、どちらを優先するか天秤に掛ける状況となってしまい、最終的に”ThinkPad X1 Carbon”や”ThinkPad X1 Yoga”のスペックを盛ったものなどをしばらく使っていたのですが、インテルのオンボードGPUや省電力CPUがネックとなる点で行っている作業に限界を感じ、また環境の変化によりデスクトップPCを利用するようになり、ラップトップ型であるノートPCを積極利用する事はなくなってしまっていました。


となると”Surface Pro”や”ThinkPad X1 Tablet”、”ThinkPad X12 Detachable”のような2-in-1のモデルを検討するのですが、私の作業効率だと可能であれば画面サイズは出来る限り大きい方が良く、最低でも画面サイズが13インチ前後である必要がありました。そうすると2-in-1なPCを折角選択しているのに大きくなり、また重量もそこまで軽くなく絶対的なサイズは小さくならないので、それであれば結局ラップトップ型のノートPCを選択した方が良いと言う結論になっています。

そんな中で発売された、フレキシブル有機ELディスプレイ搭載フルWindows PCのThinkPad X1 Foldでした。
各レビューやほかの利用されてる方の報告を見るとあまりいい評判ではないようですね。しかし上記のような私の環境だとピッタリなモデルとなっていました。画面が折り畳めることにより絶対的なサイズは小さくなるため、カバンに入れた際にラップトップと比べて収納個所を選ぶことをしません。また、2-in-1では難しいとされがちな膝の上での展開も可能ですし、外出先で安定した姿勢にて卓上でPCを触る際には2-in-1のような形で利用することが出来ます。個人的基準では卓上で広げて13.3インチの画面サイズ機で作業すると、大きすぎず小さすぎずであり丁度いいと思っております。
製品の質も悪いかと言われると、ThinkPadを冠しているだけあって降り曲がる箇所のヒンジの部分はThinkPadである事を感じられますし、私の手持ちのモデルでは大きな致命的な不具合は現状無い状況ではありました。これがAndroid OSを搭載していたり、ARMのチップセットを利用しているものであれば私は買わなかったですし、一般的なWindows PCだからこそ活用できるデバイスに思います。
最後に

高額ではあるのですが、現在だとWWAN対応機をSoftBankで残クレのようなシステムで購入する事が可能ですし、50000円相当の特典が付いてくる「SoftBank 発売記念キャンペーン」が2021/05/31まで行われているようです。
あくまでサブ機に便利なデバイスに思うのですが、価格がサブ機に出せるレベルではないと思う方が多いと思うので、そう言った買いやすい選択肢はいいのではないでしょうか。ちなみにレノボジャパン直販ではJACCSにて最大48回の分割金利手数料が無料で購入する事が可能です。
ただ、フレキシブルでなくても有機EL製品は長持ちするかと言われると微妙に思うので、拡張保証サービスを出来れば利用したい機種には感じています。現在でもしっくり来ていて珍しく長く使っているキワモノデバイスなので新モデルが出ない限りは取り替えないんじゃないかな・・・。
今後また何か感じたことが有れば紹介しますね。
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